誰でもかんたん『e-tax』で楽々! 確定申告
「e-tax」の使用方法が書いてあります
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先日「e-tax」を利用して確定申告を終了しました。
感想は、いやぁ……疲れた(苦笑)。
というのも、とにかく実際に数字を書き込むまでの決め事が多く、その決め事を理解するのに相当なエネルギーを使うからです。
その最大の理由は、その決め事を解説する文章がわかりづらいから――このことに尽きます。
漢字がずらぁっと並び、どのページをクリックしても同じようなタイプの文章が続くので、この手の文章が苦手な私にとっては、どのページを開いても同じような内容にし見えないし、しばらくの間そんな文章を読んでいると、頭が「ぽんぽん」してきます(笑)。
私はライターです。そして、普段文章を書く上で気をつけていることの1つに「どんな相手に対しても、とにかく『わかりやすい』内容の文章を書く」ということです。
ですので、今回e-taxを使っての申告をしている中で〈もっとわかりやすい解説を俺が書いてやる!〉ずっとそんな思いを持っていました。
ということで、今、何とかその作業を終えた私がe-taxで確定申告をしようかどうか悩んでいる人、また、一度挑戦したけどあきらめてしまった人に対して、わかりやすくe-taxを使っての確定申告の方法を伝えたいと思います。
興味のある方は読んでみてください。
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■事前準備……その前にやっておくこと
いくらインターネットを使っての申告といっても、それはあくまで紙面で書く申告書をネット上で代わりに書いているだけということです。ですので、当然ですが普段からのお金の出入りが記録された現金出納帳のような帳簿が絶対的に必要です。まずはこの帳簿を用意・整理しましよう(整理をされていない方は、今からその帳簿に記入をはじめ、来年の確定申告に備えてください)。
ここで言う帳簿の整理とは、普段から記録している月々のお金の出入りを、確定申告する為に1年分の合計金額として計算するということです。私は普段からこのお金の出入りの記帳にエクセルを使っているので、すぐに年間の合計金額も算出できました。
e-taxのサービスを利用するには「ICカード」という自分の身分を証明するカード、さらに「電子証明書」が必要です。ICカードは免許証やパスポートと同じ効果が、電子証明書ははんこのようなものだと思ってください。まずはこのカード・証明書取得のために、市役所で発行の手続きをします。
市役所での手続きはとっても簡単です。必要な書類(事前にネットからダウンロードして記述しておくこともできます。私はそうしました)を提出して、あとはICカードを使用する際に必要なパスワードを打ち込むだけ。このパスワードを打ち込む作業があるので、どうしても市役所まで一度はいかなくてはなりません。
電子証明書に関してですが、この手続きは市役所側でしてくれます。そして、その機能はカードの中に記憶されていますので心配はありません。費用は両方合わせて1000円です。
■ICカードをパソコンに認識させる為の「ICカードリーダライタ」を購入しましょう。
いくらICカードを取得しても、その記録を読み込むことのできる機器がなければ、当然ですが自宅にいながら申告をすることはできません。ということで、このカードリーダーライタを購入する必要があります。金額は2000円前後ですが、今年までに限り5000円の控除が出ます(申告の際に控除の欄があります)。ちなみに、私は以下の商品を購入しました。また、人によってはこのICカードを持って税務署に出掛けて行き、税務署内でこのe-tax申告をする人もいるようです(税務署内にもカードリーダライタが設置してあるようです)。
SONY 非接触 ICカードリーダ/ライタ USB 対応 パソリ RC-S330
- 出版社/メーカー: ソニー(SONY)
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さて、ここまでが事前準備になります。ここからは自宅のパソコンを使っての実際の確定申告(e-tax)の手順になりますので、今一度事前準備ができてるかどうか確認してください。
以上3点です。
それでは、いよいよe-taxを使っての確定申告を行いましょう。
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まずは以下のサイトを開いてください。
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/tokushu/
次に、国税局のイメージキャラクターを務めている松下奈緒さんが持っているパネルの右側の黄色い○「e-taxをご利用になる場合の準備等」のリンクをクリックしてください。
実は先ほどで事前準備は終わったと説明したのですが、まだその手続きがいくつか残ってます。ようは、インターネットを使って申告を行うためのセキュリティ強化だとお考えください。ですので、この項はあまり深く考えずに淡々とステップを踏んでいきましょう。
■ステップ1:ブラウザはIE(インターネットエクスプローラー)を使用すること。
マッカーの為にサファリには対応しているようですが、FFには対応していませんので、ご注意ください。
■ステップ2:作成コーナーの事前準備
リンク先のページの中段下の方にある4つの項目全てを順々にクリックしていきます。そして、そこで出てくる指示に従ってください。以下がその4つの項目になります。
■ステップ3:ICカードリードライターのドライバソフトをインストールする。
カードリードライターの接続も終わらせておきましょう。これはデジカメやプリンタといった他
のデバイスを接続するのと全く同じですので、問題なくクリアできると思います。
さて、ここまでの作業が終わればとりあえずは一安心です。ここから先はいよいよ確定申告書類への記載となりますので、とりあえずは一息入れましょう。
では、いよいよ申告書類の作成に移ります。
先ほど開いていた「e-taxをご利用になる場合の準備等」の一番下にある「確定申告書作成コーナーへ」をクリックしてください。大きて黄色い「作成開始」「作成再開」の文字が目立つページに移ったと思います。このページが作成コーナーのログインページなりますので、作成に手間がかかると思った方はブックマークしておくことをお薦めます。
進みましょう。
- 作成開始をクリックしてください(ここから突然ページが全画面表示になりますが、気にしなくいいでしょう。というより止めて欲しいです(苦笑))。
- 1:「青色申告決算書・収支内訳書」 2:「電子申告(e-Tax)により提出」両方にチェックを入れて入力終了(次へ)をクリックしてください。
- 全ての項目にチェックを入れて終了(次へ)をクリックしてください。
- もちろんはじめてだと思いますので、チェックはせずに次へをクリックしましょう。そうでない方はチェックを入れてから次へをクリックしてください。
- 名前や屋号、そして事業内容を書き込みます。
- 納税地や納税先の税務署名を記入します。
- 自宅で仕事をしている方は納税地はそのまま自宅の住所を。そして、納税先はその管轄の税務署になります。また、事務所を借りており、そちらの管轄で納税を行う方はその旨を記載してください。
- 暗証番号やメールアドレスを記載します。
- 暗証番号が2つあったりとややこしいですが、それぞれ項目の下に「?」記号のヘルプ機能が付いているので、わからない場合はそのヘルプを参照して必要な事項を打ち込んでいってください。
- 「納税用カナ氏名・名称」で悩むかと思いますが、ようはクレジットカードに記載してあるローマ字を打ち込めばいいということです。
例:「YAMADATAROU」
さて、一通りの打ち込み作業が終了すればいよいよ申告書面の打ち込み作業です。
毎年確定申告をされている方はご存知かと思いますが、自身に合わせた申告書を選び、あとは指示に従って数字の入力をしてください。
ここまで来れたあなたであれば、後の作業は楽勝でしょう。ということで、ここから先は割愛させて頂きます。
ただ、最後に2点だけご注意を。
- 電子送付の仕方によっては収支の内訳書を送らずに確定申告書のみを申告してしまうケースがあるようですので、必ず送付済み書類の確認をするようにしてください。でないと、あとから「必要書類を郵送しろ」という連絡が来てしまい、せっかくの電子申告の意味がなくなってしまいますので。
- 実は私が紹介した申告方法以外にもe-taxのソフトを自身のパソコン上にインストールして申告を行える方法があるようです。私は最初、こちらでトライしたのですが……非常に分かりづらかったので止めました(正確には諦めた)。ですので、私が説明した上記のやり方で申告をして頂ければいいかと思います。
それでは頑張って還付金を取り戻してください!!
後記
みなさんにわかりやすく説明をしようと思って書き出した今回の説明文ですが、いやいや、書いている私が疲れてしまいました(苦笑)。もっと簡単な仕組みにしてくれないと、これではせっかくe-taxで申告をしようと思っている人がいても、ある程度のパソコンスキルや文章読解力が無いと、その部分で挫折する人が数多くいることでしょう。実際、そのような声も耳に入ってきています。松下奈緒さんは「簡単申告」をアピールしていましたが、おそらくサポートしている人が側にいると思われます。それとも、相当パソコンに精通しているか……いずれにせよ「楽勝」という言葉はこの「e-tax」には不適切というのが私の感想です。
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