フリーライター『日日maika’i』

フリーライター杉山 忠義が書くブログです。

「高水三山」登山~澤乃井の酒蔵「小澤酒造」

高水三山

 

 

「高水三山」とは、「高水山(たかみずさん759m)」「岩茸石山(いわたけいしやま793.3m)」「惣岳山(そうがくさん756m)」の3つの連なる山を言います。登山コースはいくつかあるようですが、今回通ったルートは次のとおり。2013年5月3日に登りました。

 

 

約4時間の道のり、1000mに満たない標高からもわかるように、初心者でも気軽に登れる山です。でも実際に登ってみると急斜面もあり、登山経験者でもじゅうぶん楽しめるコースでした。上の地図では御岳駅がゴールとなっていますが、今回のルートでは沢井駅方面に向かい、澤乃井の酒蔵をゴールとしました(赤ペン参照)。

 

■高水三山ルート

JR青梅線軍畑駅(いくさばたえき)」→高源寺→常福院→高水山山頂→岩茸石山山頂→惣岳山山頂(青渭神社(あおいじんじゃ))→澤乃井酒蔵(小澤酒造)。

 

 

軍畑駅前には、トイレ、売店などがあります。案内板に従い、小さな踏切を超えて、いざスタートです。

 

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軍畑駅出発9:35

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高水三山登山

 

駅前の踏切を渡って進むと、舗装道がしばらく続きます。けっこうな上り坂で、意外とキツかったです。舗装道ですがあたりは山の麓。天然の藤が咲いていました。

 

高水三山登山

 

平溝橋が分岐点になります。案内板に従い、左に進みます。

 

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高原寺着10:07(5分ほど休憩)

高水三山登山

 

来た道を振り返ると、けっこうな急斜面を上ってきたことがわかります。ここからが本格的な登山道。他の山でもよくあるように、登り始めの急坂は、まだまだ続きます。

 

高水三山登山

高水三山登山

 

しばらく歩くと、樹々が生い茂った山道になります。

 

高水三山登山

高水三山登山

 

道はかなり整備されていて、むかしながらの案内板「丁石(ちょういし)」がところどころにあります。

 

高水三山登山

 

沢を渡るちょっとした橋もあります。子どもにはたまらないでしょう。

 

高水三山登山

 

時折、樹々がなくなり視界が広けた場所からは、遠く都内の「東京スカイツリー」が、うっすらとですが見えました。

 

常福院

常福院着11:15(10分ほど休憩)

常福院の狛犬

 

頭を撫でたくなるような、愛らしい上目遣いの狛犬が迎えてくれます。ここから10分ほど登ると最初の山頂、高水山に着きます。

 

高水三山の登山

 

岩茸石山に向かう道のりは眺望が抜群。多くの登山者が足を止めて写真を撮っていました。

 

高水三山の登山

高水三山の登山

 

山頂間近に、岩が所々で出ている、急斜面が待ち構えていました。

 

高水三山の登山

 

山頂の眺望はさらに上をいっています。トーンのちがうグリーンが幻想的な色の配色を生み出し、藤の紫がところどころに点在。この景色を見ながらのランチは、そりゃあ、まいう~でした。

 

岩茸石山山頂12:00着 ランチタイム 12:50出発

高水三山の登山

高水三山の登山

 

惣岳山に向かう道のりは、最初に急な下りがくるので注意します。その後は平坦な道が続きます。と、思いきや。惣岳山直前道のりは、補助ロープが設けられているような岩壁を上っていきます。

 

高水三山

惣岳山13:40

ここからは下りです。青渭神社のご神木がありました。

 

高水三山の登山

 

予定では、惣岳山山頂付近から沢井駅へのルートを行くはずでしたが、道が見つからず。「まあ、どこかで分岐が出てくるだろう」と思いながら御岳駅までのルートを進むと、これが全然(苦笑)。結局、かなり下った十字路まで御岳駅方面のルートを進むことに。そこから左折し、ゴールである小澤酒造に向かいました。そのため30分ほどロスしました。

 

澤乃井酒蔵2:50

小澤酒造

小澤酒造

 

小澤酒造で酒蔵見学をすると、試飲ができます。なんと、見学も試飲も無料。この日出された日本酒は、初夏らしいスッキリとした純米酒。「登山後はビールだろう」と思っていた僕ですが、いやいや、ぜんぜん、どうして。身体の疲れが癒されるように、スット体内に吸収されるような優しい味で、おかわりしちゃいました(笑)。

 

小澤酒造

小澤酒造

小澤酒造

小澤酒造

 

小澤酒造には、日本酒づくりで使う「仕込水」を無料で採取できる水場や、多くの日本酒を試飲できる「利き酒スペース」などがあります。利き酒は澤乃井オリジナルのお猪口がついて200円~、とウソみたいな安さです。ちなみにおかわりは100円引き。施設内は自由に行き来できるので、川を眺めながら登山仲間と利き酒で盛り上がる。そんな贅沢がゴールには待っていました。

 

登山はほぼ予定どおり、4時間ほどのルートでした。スティックは使わず。特に次の日に疲れや痛みはありませんでした。ふだん体を動かしている人であれば、ほどよく汗をかく程度のコースだと思います。トレイルランをしている人とも、何度かすれ違いました。

 

最後に僕の体力データを紹介します。

 

――体力データ

年齢:39歳(男性)

スポーツ歴:高校時代はラグビー部。大学時代は、サーフィン、インラインスケートに没頭。その後しばらくブランクあり。

 

現在の体力レベル:約10キロメートルのランニング、フットサル、サッカーを週に1~2度。183センチ73キロ。

 

今回ルートを考えるに際し、以下、青梅市観光協会のホームページがとても参考になりました。僕の説明でわかりづらい方は、こちらも参考にしてください。

 

http://www.omekanko.gr.jp/hiking/takamizusan/

 

山ガールを意識したコース紹介もあります。

 

http://www.yamagirl.net/guide/guide13.php