若宮八幡宮のケヤキ(茨城県常陸太田市)
若宮八幡宮への最寄り駅である「常陸太田駅」には、レンタサイクルがあります。ただ神社が高台にあること。歩いても20分ほどの距離なので、私は歩いて向かいました。
観光案内所も併設する、整備された常陸太田駅の目の前を走る国道293号を北上していきます。15分ほど歩くと、高台の端に立つ神社ならびに、断崖沿いに何本も立つ巨樹の姿が目に飛びこんできます。通ってきた幹線道路から外れ、神社に向かう路地裏の急な階段を歩きます。
鳥居の前に立つと、本堂に向かう参道の両脇に、基本、対に立ち並ぶケヤキの姿が確認できます。
情報では境内のケヤキは6本とのことでしたが、境内の外すぐになりますが、そばに一本。また本堂の裏側にも細いですがケヤキらしい木がありましたので、正確には8本かと。スギの巨樹も立っています。
中でも一番大きなケヤキは、鳥居のすぐそば、鳥居をくぐった右側に立つ一本で、案内板に書かれている巨樹の情報も、おそらくこちらの内容だと思われます。治療の痕も見られ若干痛々しくはありますが、根回り約25メートは圧巻で、樹勢も良好そうです。幹周り約11.4メートル、樹高約30メートル、推定樹齢640年。県の文化財であると共に天然記念物指定を受けています。神社が創建された際に植えられたといわれています。
一方、道路側の崖に立つ1本は、かなり枯れが進んでいる様子。その他、こじんまりとした楼門に向かうまでの崖側に1本。楼門の両サイドに1本ずつ。本殿の右脇と境内の外になりますが、その先に1本。そして先ほど紹介した本殿裏の1本が確認できました。
境内には東日本大震災の影響で崩れたという石玉垣も。駅の方に目を向ければ、高台の端ということで、かなりの眺望が広がっており、神社が町のシンボルであることが想像できます。
実際、神社のホームページを見ると、いろいろとイベントが開催されているようでした。興味のある方は、ご覧になってみてください。
若宮八幡宮ホームページ:http://wakamiya-hachimangu.org/