フリーライター『日日maika’i』

フリーライター杉山 忠義が書くブログです。

オンライン取材・会議の音源をクリアに録音する方法

私はライターをしています。新型コロナウイルスの影響で3月末以降、リアルな取材がなくなりました。一方で、SkypeやZOOMを使った、オンライン取材が増えてきています。

 

すると、あることに気づきます。取材のやり取りの録音です。いつものように、パソコンから流れている音をボイスレコーダーでアナログ的に録音すると、どうも音質がよくないと感じたからです。

 

もうひとつ、特に人数が多い会議などの場合には、ハウリングや雑音が生じることがあり、イヤフォンをする必要があるな、と。すると当然ですが、ボイスレコーダーでは録音できません。そこで、パソコン上で流れている音をクリアに録音するにはどうしたらよいのか。特に、イヤフォンを接続した状態での方法を、調べることにしました。

 

そうしてたどりついたのが、以下2つの方法です。

 

私のようなライターの取材音源だけでなく、リモートワーク中の会議の様子なども録音できると思いますので、参考にしていただければ幸いです。

 

サウンドレコーダー(ボイスレコーダー)」を利用する

 

Windowsにデフォルで備わっているアプリ、「サウンドレコーダー(ボイスレコーダー)」を利用します。2つの呼び名があるのは、Windowsのバージョンにより異なるためで、Windows8.1ではサウンドレコーダー。Windows10ではボイスレコーダーとなっているようです。

 

録音方法はいたってかんたんです。アプリを立ち上げると以下のようなUIが表示されますので、取材もしくは会議がはじまったのと同時に、録音ボタンを押すだけ。これまで何度か利用していますが、フリーアプリにありがちな録音時間の制限もないようで、最長では2時間近いミーティングの録音を行いました。

 

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ただパソコンの録音状況(設定)によっては、そのままの状態では録音できない場合がありますので、確認する必要があります。

 

コントロールパネル>ハードウェアとサウンドサウンド>録音と進み、録音設定を確認します。ここでマイクなどが設定されていた場合は、「ステレオミキサー」を選択し、既定値に設定をクリック。以下のように、ステレオミキサーでの録音とします。

 

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ステレオミキサーとは、まさに今回のテーマの肝。パソコン上の音を、録音できる機能です。そのためサウンドレコーダーに限らず、音楽アプリで流れている楽曲、ユーチューブの音なども、録音することが可能になります。

 

サウンドレコーダーで録音したデータの拡張子は「.wma」ですが、Windows10、ボイスレコーダーの場合は「.m4a」となります。そのためWindows10で録音した場合は、ライターがよく文字起こしで使っているアプリ「Okoshiyasu2」が使えません。

 

ただこの点においては、「.wma」や「.mp3」といった拡張子に変換できる、いわゆるコンバーター系の無料アプリがありますので、そちらを利用すれば問題ありません。

 

ボイスレコーダーを使う

 

もうひとつは、ボイスレコーダーを使う方法です。ただ冒頭で説明した方法ではなく、イヤフォンを装着した状態で、ボイスレコーダーを使っての録音方法です。

 

こちらも録音の方法はいたってかんたんです。パソコンからの音声出力を二股にし、ひとつはイヤフォンに。もうひとつを、ボイスレコーダーのマイク端子に接続。あとは、取材や会議がはじまったら、ボイスレコーダーの録音ボタンを押すだけです。

 

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ただ、こちらの方法でも先の録音設定のような注意点があります。つなぐ線、ケーブルのタイプです。ケーブルには「抵抗あり」と「抵抗なし」の2種類があり、抵抗ありを選択する必要があります。ちなみに抵抗ありのケーブルは、抵抗なしのケーブルより、やや値段が高いです。

 

そこでボイスレコーダーメーカーに、「抵抗なしのケーブルで録音はできないのですか?」と問い合わせたところ、「実証していないので分からない」とのこと。私もオス・オスのケーブルを持っていなかったため、抵抗なしのケーブルで録音できるかどうかは、確認できていません。抵抗ありのケーブルを使った方が、無難でしょう。参考まで、私が購入したケーブルを紹介します。

 

エレコム ELECOM IPC-AS/BK [iPod用モバイルオーディオケーブル ステレオミニジャック分配 0.1m ブラック]

 

オリンパス OLYMPUS KA333 [コネクティングコード]

 

 Windowsパソコンならサウンドレコーダー(ボイスレコーダー)の録音がベスト

 

ステレオミキサーの機能はMacにはないようなので、今回説明した方法はあくまでWindowsパソコンに限ります。

 

実際にやってみると分かりますが、ボイスレコーダーを使っての録音よりも、サウンドレコーダーを使っての録音の方が、はるかに音質がクリアです。

 

オンラインでの取材・会議の音源を録音する際は、サウンドレコーダーを使うことをおすすめします。