フリーライター『日日maika’i』

フリーライター杉山 忠義が書くブログです。

ありがとう♪僕の夏フェス体感物語♪「Fantastic time in Japan! Thank you!」そしてマニックスへと続く。

シェアブログdokidokiに投稿

 目を閉じると浮かんでくる、初めての夏フェスでの体験が。そう、富士ロックフェスティバルに行った時の数々の光景だ。行きの車の中、圧倒的なテントの数、緑、人々の笑顔、笑顔、笑顔。僕が初めて夏フェスに行ったのは2002年。メインステージの大取をアンダーワールドが努めた年である。夏フェスに行くきっかけを与えてくれたのは、彼等、アンダーワールドである。カールハイドを生で見たかったからだ。カールハイド、ダレンエマーソンの2人(ここでは2人にしておく)は僕にいろいろなきっかけを与えてくれた。もともと打ち込みというか大きな意味でのテクノ(彼らの音はもちろんテクノではないですが、)ぽい音を、僕は好まなかった。友人にも当時言われた。テクノは嫌いでアンダーワールド好きなの?まあ、いいじゃないか。音楽のジャンルなんてあってないようなものだ。アンダーワールドのジャンルはアンダーワールドである。。今、こうして記事を書いているこのパソコンも、彼等がきっかけで購入したモノである。彼らのDVDが観たたかったのだ。

Live Everything Everything [DVD] [Import]

Live Everything Everything [DVD] [Import]

何年か前かは忘れたが、あの日の出来事はとてもよく覚えている。トマトのイベントが東京で開催されていた。場所はラフォーレ原宿、フォレットの2箇所で同時開催だった。僕は子供と一緒に青山で髪を切った後ラフォーレ原宿へ向かった。ラフォーレでは暗闇の中、ビデオを上映したり、光るステージを設置したりしていた。当時、子供がまだ小さかったので光るステージに乗るのを恐がっていた事を思い出す。子供は2歳か3歳だった。もちろん一緒にビデオも観た。上映されていた映像はスネークマンのPVメーキングだった。眼鏡をかけたカルロス・ゴーン社長似の人が、タイツでくねくね踊るPVのメイキングだ。2,3歳の女の子があのビデオを観ておもしろいのかどうかはわからないが、うちの子供はおとなしく観ていた。その後、フォレットの方に移動した。そこではEVERYYHING EVERYTHINGのDVDが上映されていた。
やばい!かっこよすぎ!すげー!まじ!!
僕は横にいる子供の存在も忘れ(忘れちゃいけません)上映されている映像に食い入っていた。余談ではあるが、この時感じた感動と同じ様な感動を経験した事がある。漫画BECK月マガ)でのワンシーンだ。BECK初PVがリキッドルームのような設定のオオバコで流されたシーンである。おそらく、そこでオーディエンスが受けた感動は、僕が原宿で受けたモノと同じであったと想像できるワンシーンである。そう感動とは感じて動くから感動。感じただけはないのだ。僕はこのフォレットで文字通り感動したのだった。そう動いたのだ。
欲しい!この映像がどうしても!買おう!速攻買おう!
入り口にはEVERYTHING EVERYTHINGのDVDが山積みになっていた。僕は画面から流れていた映像を見終わると、入り口の物販に寄ってビデオを買って帰ろうとした。ところが、ビデオは販売していなかった。あるのはDVDのみ。考えてみれば当たり前である。5.1CHなのだから・・・。僕はその当時そんな事も知らなかったのだ。そこで、いつかPCを買ってやろう!そして、まず最初にこのEVERYTHING EVERYTHINGのDVDを買ってやろう!と誓ったのであった。
その後僕はPCを購入した。もちろんアンダーワールドのDVDも手に入れた。このDVDは今でも僕の宝物である。何度観たかも忘れるくらい、擦り切れはしないだろうが、擦り切れるくらい!観ている。中でもカールが汗まみれのTシャツを着て、目を閉じながら独唱するシーンは、今でもしょっちゅう観る大好きなシーンだ。本当にめちゃめちゃ格好いい!!
てな感じで、僕はアンダーワールドのライブが観たくて、富士ロックに行く事を決めたのだった。もちろん行く数週間前程からは予習(何の予習だか【笑】)も兼ねてこのDVDをがんがん観ていたのは言うまでも無い。
 

  • ここから苗場

 苗場に到着してまず圧倒されたのが、規模の大きさ、人の多さであった。僕らはキャンプサイトに向かった。そこで見たものは物凄い数のテント、テント、テントであった。青や、赤、黄色、色とりどりのテントが緑の芝生の上に覆いかぶさるように密集している。初めて、あのキャンプサイトに訪れる人は誰でも足を止め、あの壮大な光景に、しばし目を奪われるであろう。僕もその一人だった。
僕は彼らのライブをモッシュゾーンで観た。きいた。こういった場合、観たって言うのが正しいのか、それともきいたっていう方が正しい表現なんだろうか?ようは体感したのである。
ステージからはかなり近い。振り返れば、人が人でないように集まっている。ありんこみたいだ。すげー数。実際のところ、このグリーンステージには最終日ともなると10万人程集まるそうだ。10万、て・・・。その10万人がカールに魅せられている。あおれらている。緑のレーザー光線が飛び交い、白煙もたかれ、ステージは熱気と歓喜とパワーといったエネルギーで満たされている。操るのはもちろんカール。僕はそんなエネルギーの中でこんな事を考えていた。何だこの感覚・・・猪木と似ている。俺、今、カールの言う事だったら何でも聞くなー。死ねって言われたら、ここにいるオーディエンスの中で実際に死ぬ人もいるだろうな。とそんな事を雨の中でエネルギッシュに踊りながら考えていた。何故こんな事を考えたのか・・・。僕は無宗教である。自分にとってグルは存在しない。でも、この時、苗場でアンダーワールドのライブを体感した時、僕は宗教にはまる人々の気持ち、グルって存在を崇める人達の思いを理解した。僕は富士ロックを体感した後、頻繁にフェスに行くようになるのだが、フェスの期間、酒は殆ど飲まない。タバコは全く吸わなくなる。もちろんドラッグなんかやらない。そう、満たされているのだ。音楽というドラッグで。宗教とか教祖、グルといった存在、団体、これらも僕がここで感じた感覚と同じなんだろう。僕は雨の中カールのパフォーマンスを体感しながら心のどっかでそんな事を考えたいた。そしてカール教なる宗教団体の一員に僕はなったのだ。

何もかもが最高だった。グレートだった。音、映像、規模、パフォーマンス、オーディエンスのエネルギー、そして最後には止んだ雨も素晴らしい演出だった。メディアは面白がって神がかり的に雨が止まったとネタにしていたけれど、僕も同感であった。神がかり的、カールがかり的であったと思う。それ程に神秘的でエネルギッシュなライブであった。あっという間の時間だった。カールも楽しそうだった。僕の大好きなカールダンスも魅せてくれた。かに歩きのように足をしゃかしゃか横に移動させてステージを横に移動するカール独特の動きである。僕は親しみをこめてカールダンス、カールステップと呼んでいる。そして最後にカールが言った言葉が今でも僕の心の中に響き続けている。
あれから何年経ったんだろう。ぼくは彼があの大雨の止んだ苗場のステージで言った言葉が忘れられない。そして大好きな言葉となっている。

「Fantastic time in Japan! Thank you!」
Fantastic。辞書で調べてみた。

fan・tas・tic /fntstk/→
(more 〜; most 〜)
1a 空想的な.
b 気まぐれな.
2a 途方もない,法外な.
b 風変わりな,異様な.
3 《口語》 すばらしい,すてきな.→
ギリシャ語「想像力に富む」の意; fantasy

新英和中辞典 第6版 (研究社)

ね♪最高の言葉でしょ♪

あの場面にぴったりの言葉だ。さすが!カール!!

カールありがとう!僕は苗場で、初めての夏フェス、そして初めてのモッシュゾーンを体感した。そして夏フェスが大好きなった。本当に素晴らしい体験をさせてくれてありがとう♪

本当に Fantasticな時間だった。

  • 追伸

今年もこれから夏フェスシーズンが始まります。みんなで、Fantasticな時を過ごしましょう♪
僕はサマソニの日曜日東京に行きます♪マニックスが観たいから!!
行く方いたら大いに盛り上がりましょう!!

みんなで夏を楽しみましょう♪♪

♪See You♪




夏フェスについてのブログを表示する.

この記事に点数をつける