質と量とスピード、そして著作権問題

　どうも最近ライティングの質が落ちたというのではなく、雑になってきたように思う。
　というのも、強引な言い回しが増えてきたように思うのだ。
　それはそれで文章に勢いがあっていい場合もあるとは思うし、そういった文章を評価してくれる人もいる。
　ただ一方できちんとした事実に基づく記事を制作する場合には少々注意が必要だ。
　表現を膨らませ過ぎるなと言い換えた方が正確だろう。
　ただ、このあたりは非常に微妙な作業だし、その文章が誰の文章なのかということにも起因してくると思う。　
　そういえば、先日も文章の引用をめぐって少々トラブルがあった。
　僕は全く引用のつもりで書いたのではなかったので（参考程度の認識であった）とくに引用ですとの説明書きを入れなかったのだが、念のためにその文章を書いた方に報告をしていた。
　ただ、その方がその報告文を見る前に実際の記事がネット上でアップされたのだ。
　そしてその方は怒り、文章の撤回を求めてきたというわけである。
　そこで、引用や盗用、あるいは著作権について調べてみると、どんな短い文章でもその記事を書くさいに参考にした文章を書いた人が侵害だと思えばそうらしい。
　何ともアンニュイな世界である。
　同業者のみなさん気をつけましょう。

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