フリーライター『日日maika’i』

フリーライター杉山 忠義が書くブログです。

「飛翔体(ひしょうたい)」という表現。どうなんでしょう?〜言葉の使い方

北朝鮮から人工衛星を積んだとされているロケットが先ほど打ちあがりましたね(2009年4月5日午前11時30分頃)。


ここ数日の情報では、そのロケットの形状からも中に人工衛星が搭載されているのは確実で、爆弾を搭載した「ミサイル」では無いことは確実視されていました。。


打ち上げ先の国が北朝鮮だということで、これだけ話題になっているのでしょう。


ただ、テレビを見ていて1つだけ「?」と思う点がありました。それは「飛翔体」という言葉使い。


みなさんはこの「飛翔体」という言葉にぴんときますか? そして、この「飛翔体」という言葉を今まで使ったことはありますか?
私の印象は、例えば「これから飛翔する!」のような使い方をしているイメージですので、よいときに使う言葉という感じです。


では、なぜロケットではなく「飛翔体」なのか?
ちょっと調べてみました。

飛翔:空中をとびかけること。
ロケット:機体内に貯えた推進剤を燃焼させて高速度で噴出させ、その反作用として推力を得る装置。
ミサイル:(飛び道具の意)ロケットなどの推進装置を備える軍用の飛翔体で、弾頭を装着するもの。目的によりいろいろな誘導装置を持つ〜後述カット。
【注釈】弾道:ロケット。魚雷などで、爆薬を装着した頭部。

広辞苑


だそうです。つまり、ロケットとはあくまで推進装置で、それがミサイルになると「=軍用」だと。つまり、爆弾ですね。
米ソの冷戦時代に両国が配備し合っていた「大陸間弾頭ミサイル」。そのイメージからも「ミサイル=爆弾」だということは多くの人が理解していると思います。


私は批判の多くを好みません。ですので、何か「?」と思ったことがあるときは、必ず代案を意見するようにしています。
ということで「飛翔体」ではなく「人工衛星を積んだと思われるロケット」でメディアの報道はいいと思うのですが……。この「人工衛星」の部分が曖昧なので、今回の「飛翔」という言葉を使っているのですかね?


ライブドア社長の堀江氏も、さすが宇宙に詳しいだけあって、今回の騒動についてブログを書いており、そこでもこの「ロケット」「ミサイル」に関する詳しい内容が書かれています。


北朝鮮のロケット?ミサイル?(六本木で働いていた元社長のアメブロ)


文章はわかりやすく――これが基本だと私は思います。



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