楳図かずおに会った

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漂流教室（1） （小学館文庫） [ 楳図かずお ]

まことちゃん、漂流教室などで時代を風靡した漫画家『楳図かずお 』に今日会った。
正確に表現するならば、会ったというより、見た？見かけた。いや、偶然出合ったのである。
昨日、青梅の実家に帰省していた。親父と酒を交わすためだ。もちろん子供も一緒につれて行き、青梅で一泊して今日の2時ごろに、小作駅から家に帰ろうと青梅線に乗った。
電車は空いていたので2人の子供と3人でシートに座ると前のシートにどこかで見た顔が・・・？
ぐわし！！とは言っていないが【笑】
そう、楳図かずおが座っていたのである。
随分と色あせた赤いキャップを被り、そのキャップの裾からは、クリクリとした白髪がはみ出ていた。赤と白のボーダーのながＴを着て、紺色のコンバースのデッキシューズを履き、何故か黒い靴下は片方が長く、もう一方はスニーカーソックスのように短かった。ズボンはどんなの穿いていたか忘れたが、妙にキョロキョロしているのと、ながＴについた「シミ」の多さが気になった。

一般的にジャンル分けするならば、かなり怪しい部類に入る雰囲気の人物であった。

彼は確か井の頭公園の近くに住んでいるはず。何処に出かけていたのだろう？帰りであろうか？？
僕はそんな事を考えながら、横の娘がたまたま読んでいるドラえもん漫画が気になった。

「漂流教室だったら・・・。」

彼はドラえもんには全く反応していなかった。
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