フリーライター『日日maika’i』

フリーライター杉山 忠義が書くブログです。

Web2.0。オープンソース。既得権益。あちらの世界(ネット空間)等々――。

 

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

 今日は午後から仕事があまりのらなかったので、その理由を自身の脳みそのインプットの少なさと感じた僕は、いつか読もうと思っていた上記の本に手を伸ばした。
 僕がこの本の著者である梅田氏の本を手にした理由は、以前に書いたブログの中で説明したとおり。氏が提唱するオープンソースの概念に惹かれたからだ。そして、現在の生計をネット空間とは言わないが、自身のパソコン上にかなり置いている僕には、ある意味生活の為の糧とも言える。なのでサブタイトルで『いかに働き、いかに学ぶか』といった題名がついている『ウェブ時代をゆく』から読みはじめたわけだ。
 そして、前書から得たことを実践しようと、僕が昨年末から意識していることも、年末に書いた2009年の抱負で記述した。
 そして、そのことを今年に入ってから常に意識し実行している。
 その中の1つが「情報を常にオープンにし、あちらの世界での活動に力を入れる」ということだ。あちらの世界とはインターネット空間のこと。
 つまり、このブログもその1つ。そして、このブログを運営している企業はてながサービスを行っているソーシャルブックマークはてなグループといったサービスも、あちらの世界に含まれるのだが、僕にはどうしても、こちら(自分のPC側)からあちらの世界へ移行する利点が掴めなかった。どちらかと言えば、かえって利便性が悪くなると考えていた。
 ただ、梅田氏が私のような“個”で生計を立てていく人に必要不可欠であるロールモデルという、先人の成功事例や自身が気に入ったサービスのFBを行い、そしてそこから得た情報を自身のビジネスモデルに反映させるという手段を行っていると、どうしても私の好きなロールモデルはあちらの世界にあり、例を挙げれば糸井重里氏が主宰している『ほぼ日』であったり、鎌倉に拠を構え、常に話題を振りまいている面白法人カヤック。そして、ここはてなになるのだ。だから、どうしてもあちらの世界を理解して、その場に自分を置きたい。
 今日この一冊を読んで、そして、近頃半無理やりにでもあちらの世界に居るはてなのサービスを使い出して、徐徐にではあるが、あちらの世界の居心地のよさが見えてきた。
 というのも、僕はすっかり勘違いをしていたのだ。
 代表的はWeb2.0のサービスにミクシーが位置すると考えていたし、仕事柄そうしたコラムもいくつが書いたが(関係者の方すいません)正確な意味では、ミクシーというのはWeb1.0のサービスであるということである。ただ、参加している人達自体の行為はWeb2.0的であると言えるだろうが。
 今、あちらの世界のサービスを展開している企業としてぱっと浮ぶのは、ここはてなとグーグルであろう。
 そんな居心地の良さを本能的に感じていたのであろう。だからこそ、僕は数年前にブログを書く際に、この場を選んだのであると今になってわかった。

 この1冊はベストセラーになっただけあって、多くの問題提起と著者の意見、そしてこれからの可能性を書いているが、特に気になったことをいくつか最後に自分の言葉として書きたい。
 

  • 結局日本という国は既得権益者でつくられたストラクチャーからどの分野(政治、経済、教育)も抜け出せないでいるということ。

  • 何かしらの情報とそれに関する自分の考えをオープンなあちらの世界に移行・公開し、その行為を継続すれば、いずれムーブメントとなること。

 まだまだこの一冊からインプットされた情報は無限大にあるが、はっきり言ってもうお腹いっぱいです(笑)。
 今日はこれまで♪

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