フリーライター『日日maika’i』

フリーライター杉山 忠義が書くブログです。

新宿末広亭

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いってきました!
新宿末広亭

以前から、みよう、みようと友人と話していた落語、寄席にいってきた。僕が浦和に住んでいた頃の友人なので、池袋にある寄席にいってもいいのだが、やはり新宿。末広亭でしょう!という事になった。何を知らないくせに格好つけているのかわからないが・・・。かくして、われわれの寄席初体験は新宿末広亭で開演となったのである。
 新宿末広亭。全く関係無いけれど、僕の実家、生まれ育った町は末広町という場所だ。お互い末広ってことで末広がり。縁起が良い。そう、末広亭の場所である。JR新宿駅から伊勢丹の方に歩いていく。明治通りを越えると立ち飲みの焼き鳥屋、雰囲気のあるBARなどが密集しているエリアがある。ここに末広亭はある。

後で気付いたのだが、この末広亭の前の通りには新宿通りから入る所にアーケードがある。そのアーケードに可愛らしく座布団に座った落語家が飾ってある。内蔵されたライトがぼんやり灯り、愛らしい。携帯で写真を撮ったのだが、光の加減で上手く撮れなかったので載せません。残念。ごめんなさい。
 さて、実際の落語のはなし。狭い入り口で2700円を払う。妥当な値段であろう。席は映画館の様な前に倒れる椅子のシート席が中央にある。その両脇が小上がりの畳席になっている。畳席の後ろには襖がある。お客さんはその襖から係りの人に案内されて入ってくるのだが、雰囲気がある。江戸っ子風に表現すると粋である。予約席ではないと思うが、通の人達がすわりそう、というかすわっていた席だ。我々が行った時、昼の12:00を少し越えていた。昼の部の開演が12:00なので多くの客がすでにいた。そしてこれまた多くの人達が持参の弁当をむしゃむしゃと食べていた。2階席もある。2階席に気付いたのはもう少し後なので、この話は、又後ほど。
 さあ寄席の始まり。もらったパンフレットには出演者の出る時間、名前、そして落語とか漫才などのジャンルが横に小さく書いてあった。まあ、このパンフレットがあてにならない。結論から言うとおもしろい人はめちゃめちゃおもしろい。つまらん人は全くおもしろくない。おもしろい人が誰だろうと気になった。パンフレットでチェックしたみた。舞台の横に演目中の出演者の芸名が貼りだしてある。その名前を参考にしてチェックした。ところが、僕がおもしろいと思った出演者の名前は殆ど載っていなかった。なぜ?最近メモを取る癖がついているのでおもしろい人の名前をパンフレットに記入した。

  • 一矢(かずや)
  • D51
  • まねき猫
  • 米太郎(よたろう)
  • 可楽(?)
  • 米丸
  • 遊三(ゆうぞう)

 落語家が面白かった。笑わせてくれた。手品。物まね。他にも様々な演目があったけれど、昼の部の大取りを努めた遊三師匠(やはり師匠って書いた方がいいのだろう)
が一番笑いをとっていた。僕が末広亭で落語をみてから大分経ったが、今でも顔と演目の内容がはっきりと思い出せるのは遊三師匠だけだ。

豆知識始まり→

  • 手品は奇術と記述してある。(洒落っぽいな【笑】)
  • 漫才と漫謡というのがある。どう違うのだろう→宿題【笑】

→豆知識終了。

 話のネタはみんな似ていた。世間話と悪口が多かった。悪口といっても同業者である落語家をネタにした悪口が多い。なので聞いていて嫌な感じはしない。我々が行った時、丁度長崎出身の大臣が問題発言。というかアホ発言(個人的意見)をした後だったのでそのネタが多かった。
 休憩は一度だけある。その間に広いとは言えない館内を探検した。この時、2階席がある事を知った。2階席に行くには1階で靴を脱ぐ。木製の廻り階段を上がっていく。窓が全快に開けられていて風が気持ちいい。人の数も少ない。席も1階席の様な椅子席ではなく、長いベンチが置かれていた。1階と比べるとのんびりとしている。こちらも1階の畳席と同じく通の方達が好みそうな席だ。通、つう書いているが、出演者の1人が話の中でこんな事を言っていた。
「日曜の昼間の寄席に来るお客さんは通だ」
リップサービスも入っているとは思うが、お客さんはみな、うん、うん。とにっこりうなずいていた。
 値段はさっきも書いた通り、2700円。今、新宿末広亭のHPをチェックしたら、8月の末まで浴衣を着ていった人は2200円で入れるそうだ。
おー!拍手ー!
いいんでない♪
浴衣を着て、寄席を観に行く。その後は目の前の立ち呑み屋で寄席をネタに盛り上がる。
どーん!
大きな音。空を見上げると大きく美しい夏の花火。夏休みの絵日記が書けそうなシチュエーション。興味ある方は行こう。
俺もまた、行こうっと!

♪See You♪

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