フリーライター『日日maika’i』

フリーライター杉山 忠義が書くブログです。

著名人への取材[ライティング・仕事]

TADAO-FACTORY2008-01-20


新宿で各駅停車の総武線に乗り換えた僕は信濃町で電車を降りた。目指すは明治記念館。以前、仕事で都内に頻繁に来ていた時に目印としていた権田原の交差点のすぐ近くにその建物はあった。

なぜ明治記念館に行ったかというと、環境問題に関する見識者と会う約束をしたいたのだ。ある雑誌に載る予定の環境問題に関する記事を書くための取材であった。
現在、名古屋に住んでいるその見識者は、たまたまこ明治記念館で講演会に出演するために東京に来ていたところを快く取材に応じてくれたのであった。

守衛の立つ門を抜け、少しカーブしている坂道を登っていくとエントランスが見えてきた。明治記念館を訪れるのは初めてだ。結婚式場があり、白金にある八芳園と似ている印象を受けた。エントランスの自動ドアを抜けるとすぐさま係りの女性が寄ってきた。
「御用を承ります」
何だか格式ある記念館のようだ。
「人と待ち合わせをしています」
というと、にっこり笑いながらその係りの女性は歩いていった。
時刻は13:30。約束の時間までは30分ある。
でも・・・先生(見識者)は既にロビーにいた。(HPに顔写真が載っていたのですぐに気がついたのだ)
さっそく挨拶をしようと、歩いていくと
「♪〜♪〜♪♪」
先生の携帯の音が鳴った。そして、その後30分間携帯で誰かと喋り続けていた。後から知ったのだが、古紙のリサイクルで偽造が発覚した次の日であったため、ラジオの取材を受けていたとのことであった。
電話が終わると僕はすぐに
「○○です。今日はお忙しい中ありがとうございます。」
とはなしかけた。
先生が何を言ったかは覚えていない。
2人でラウンジに移動し僕はカプチーノ、先生はグレープフルーツジュースを注文した。

名刺交換をした後、あらかじめ作っておいた取材シートと企画書を渡し取材を開始した。



「じゃあ、そろそろ時間だから。後はよろしく」
そういって先生は席を立って歩いていった。

時刻は15時30分。あっという間の1時間は30分であった。
僕は一息つき、ゆっくりとカプチーノを飲んだ。そして取材ノートにびっしりと書き込んだ内容をまとめ記事の概要を書き足した。
心地よい緊張感が流れている。
机に散らばった資料、ノート、ペンを片付け、立ち上がった。ダウンを着て帽子を被りカプチーノグレープフルーツジュースの代金を払い領収書をもらい、
「よし!」
と気合を入れ歩き出した。
ラウンジの出口にはボーイが1人立っていて
「ありがとうございました」と軽く頭を下げる。僕もそれに応え明治記念館を後にした。

いい記事がかけそうだ。

追記
記事の詳細につきましては改めて発表したいと思います。