フリーライター『日日maika’i』

フリーライター杉山 忠義が書くブログです。

雪♪ゆき♪降れ♪ふれ♪[日記・エッセイ]

TADAO-FACTORY2008-02-10


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僕たちはじーじを駅まで送ると、鳥の羽のようにふわふわと空から落ちてくる雪の中を、家にむかって3人で並んで帰っていた。
夕食を食べた居酒屋『わんや』は地下にあり、携帯の電波は届かない。
「ぷしゅー♪」と携帯のメール着信音が立て続けに鳴る。
《誰だろう?》
僕は手袋をぬぎ携帯のメールをチェックする。子供達も大好きな友達Kからメールだ。添付画像があり、大きな釘のような金属が手となった小ぶりの雪だるまの画像が送られてきた。子供が喜ぶと思いと送ってくれたのであろう。僕の顔がほころぶ。

僕は子供達にその画像を見せようと、すぐに僕から大分遅れ、うしろの方で雪とたわむれている子供達にその雪だるまの画像みせると、その後友達に電話をかけた。

「おっつー♪雪すげーなー。」

そんなあいさつだけ交わすと僕は携帯を再び子供達に手渡す。

「かみ〜♪雪だるま見たよ〜」

弾んだ声で話す声が聞こえてくる。
子供との会話が終わった後、互いの近況を報告し合う。僕が『環境問題』について書いた記事が載っている雑誌が発売されたこと。それによってブログのアクセス数がアップしたこと。僕のホームページを開設したこと《いいコメントはもらえなかった(笑)》。友人が明日本屋でその雑誌を探してくれるということ――。

友人とこんな内容の会話をしているあいだずっと、子供達は雪ボールをつくっては、電話中の僕めがけて投げつけている。背中にはばんばん雪の玉があたるが心地よい。

「い〜ぬは喜び庭かけめぐる♪」そんなフレーズが頭の中で鳴っている。今年は何だか雪が多いな〜。その分街の人々の笑顔の数も増えているのだろう。
朝になった。
すかっと晴れ、雪だけが残っている。
ぴんぽーん♪
家のチャイムが鳴る。
「いーちーご♪」娘の子供達がさっそく遊びにくる。玄関を開けるとスキー場から抜け出してきたような格好の女の子が2人。目から《雪遊びしたいーーー》光線が出まくっている(笑)

窓の下の広場からはそんな子供達の甲高い声が聞こえてくる。


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