フリーライター『日日maika’i』

フリーライター杉山 忠義が書くブログです。

玉川上水起点そば羽村橋のケヤキ

前回紹介したシイの巨樹が立つ阿蘇神社の南参道を南下し、散歩やランニングを楽しむ方たちとすれ違いながら歩くこと約10分、玉川上水の起点、羽村取水堰に着きます。

 

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羽村取水堰

 

羽村橋のケヤキへはここから数分、玉川上水と並行して走る奥多摩街道沿いの、一般住宅敷地内崖中段に、へばりつくように立っています。

 

羽村橋のケヤキ

羽村橋のケヤキ

羽村橋のケヤキ

羽村橋のケヤキ

 

樹高約23.5m、幹周り約5.5m、根の張り方が特徴的で、まるでタコの足の様です。幹と根の堺が分かりにくいためか、数字以上の幹の太さを感じました。樹齢は不明ですが、阿蘇神社のシイと同じく、東京都指定天然記念物です。

 

羽村橋のケヤキ

 

水が豊かな時期には根本あたりから湧き水が出るそうで、池もあり樹の生育の助けとなっているようです。残念ながら訪れた日は渇水期のため、確認できませんでした。

 

羽村橋のケヤキ

 

幹が折れていたり、コンクリートの治療跡が見られたりもしますが、根と同じくタコの足の様に縦横無尽に枝葉を伸ばし、その勢いは立橋にまで届くほど。樹勢は良好だと感じると共に、新緑の頃、たくさんの葉をつけた姿を再び見に訪れたい気持ちになりました。

 

このあたりは桜や竹林、ホタル養殖池などがあり、自然が豊かな地域です。実は筆の生まれ故郷もそばで、幼い頃、父親と一緒に川で釣りをしたことを、川沿いの散歩道を歩きながら思い出しました。