フリーライター『日日maika’i』

フリーライター杉山 忠義が書くブログです。

巨樹

日比谷公園のイチョウ

日比谷公園が開園したのは、1903年(明治36年)です。日本が、今日の近代国家の礎を築いている時代背景の中、日本初のドイツ式洋風近代公園として開園しました。公園を設計したのは、時代の先端を歩んでいた2人の偉大な人物。「公園の父」と呼ばれ、現東京大…

青梅市の神社に立つシイノキ

青梅市は東京都の西側に位置する市で、奥多摩町、八王子市、檜原村(ひのはらむら)に次いで、都内で4番目に大きな自治体です。オリンピックレベルのトップアスリートが参加する、「青梅マラソン」の開催地として、その名が広く知れています。また、私の生ま…

鎌倉・建長寺のビャクシン

鎌倉五山のひとつである建長寺は、建長5年(1253年)、鎌倉幕府第5代執権の北条時頼(ほうじょうときより)の命により、創建されました。開山者は臨済宗の僧侶、蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)。南宋(現在の中国四川省)より渡来し、日本に禅宗を広めた人…

浅草・浅草寺のイチョウ

浅草寺といえば、寺の入り口に威風堂々と吊り下がっている、雷門のロゴが入った大きな赤提灯が有名なお寺です。日本全国からの観光客だけでなく、世界中から多くの観光客が毎日、寺には訪れているそうです。その数なんと、年間3000万人にも。私が訪れた日も…

六義園のシダレザクラ  

六義園(りくぎえん)はもともと幕府所有の日本庭園でした。明治時代に入ると三菱財閥を創立した岩崎弥太郎氏の手に渡り、彼の財力により、さらに豪華な庭になっていきます。 現在では東京都が所有しており、入園料300円を支払えば、誰でも入園することがで…

田園調布・秋葉のクロマツ

田園調布の街は、20世紀初頭につくられました。都市計画の指揮を執ったのは、明治の大実業家、渋沢栄一。海外に行く機会も多かった渋沢栄一は、イギリス人都市計画家エベネザー・ハワード氏が提唱する「田園都市計画」に影響を受け、当時の日本ではまだなか…

新宿御苑のユリノキ

新宿区と渋谷区にまたがる新宿御苑は、周囲の長さ3.5キロメートル、広さ58.3ヘクタール。もともとは幕府の敷地で、その後、皇室の庭園となり、現在は誰でも入ることができる公園となっています。なお「御苑」とは、皇室の庭園という意味です。 公園を訪れた…